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酸性雨の影響で屋外の銅像に筋のような跡が残る「アシッドライン現象」が各地で起きている。

ただ、修復作業が作品を破損しかねないとの心配もあり、管理する側は対応に苦慮している。

九州最大の歓楽街、福岡市・中洲の「福博であい橋」に立つ「三人舞妓(まいこ)」像。愛らしい表情をした舞妓たちの顔には、いずれも涙を流したような筋模様が痛々しく残る。

後藤恵之輔・長崎大名誉教授(環境科学)は今年4月以降、福岡、北九州市や大分県別府市などで、屋外に置かれた銅像の状況を調査。舞妓像のほか、福岡県の有形文化財に指定されている「銅造亀山上皇立像」(福岡市博多区)、長崎大文教キャンパスにある「若人の像」(長崎市)などに、アシッドライン現象が起きたり、広く変色したりしているのを確認した。

商店街のアーケードなど雨にうたれない場所の銅像には、跡はなかった。

後藤名誉教授によると、同現象は、酸性雨によって銅が酸化して流れ落ちる結果起きる。環境省によると、酸性度を示すpHの数値が5・6以下の場合が酸性雨とされる。2002年までの20年間の国内平均値は4・77で、ほぼ横ばいという。

後藤名誉教授は「酸性雨による環境破壊が、市民一人ひとりにとって身近な問題であることを認識するきっかけにしてほしい」と話す。

一方、銅像を管理する側は、簡単には修復などに手を付けられない状態だ。

引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000038-yom-soci


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