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「今でも、判断は間違いじゃないと思いますよ」

「市長の代わりはいても、夫の代わりはおりまへん」と言い残して平成11年、認知症の妻の介護のために大阪府高槻市長を辞めた江村利雄さん(85)は、こう振り返る。

妻の登美子さん(18年、82歳で死去)は10年春に骨折して入院して以降、認知症の症状が表れ始めた。当時、医師から「夫婦で会話することで症状の進行を止められるかも」と聞かされ、介護に専念することを決意。11年4月に任期を1年残して辞職した。

「じっと顔を見て、目線を合わせて会話することを心がけた。すると1年半近くでぼけが出なくなり、普通の会話ができるようになった」

自らの介護がいい影響を与えられたと実感したが、それには妻と長い時間を過ごすことが必要だった。江村さんの場合、親から受け継いだ資産があったほか、長男夫妻と孫2人が同居してくれた。仕事を辞めても持ちこたえられる恵まれた環境だったともいえる。

総務省の就業構造基本調査(19年実施)によると、18年10月~19年9月の1年間に、家族の介護や看護を理由に離職・転職した人は全国で約14万4800人。4年前の約1・5倍に増えていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091208-00000083-san-soci


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