「命大切に」地域で支援 釧路市動物園 障害もつトラのきょうだい
北海道の釧路市動物園で飼育されているアムールトラの子供、タイガ(オス)とココア(メス)。四肢に障害を持ち、仮死状態で生まれたため母親から見放された2頭は、動物園スタッフによって育てられ、誕生から半年が過ぎた11月下旬“親離れ”した。地域では「命を大切にしたい」という思いから2頭の飼育を支援する動きが広まっている。(木村さやか)
≪動物園の決断≫
「生まれてるみたいなんだけど…」
5月24日、アムールトラのチョコ(推定4歳)が3頭の子を産み落とした。しかし、チョコは3頭に全く関心を示さない。死産と判断した飼育員が取り上げると、冷たくなり始めていたが、かすかに息をしていた。飼育員らがお湯で温めながら懸命のマッサージを続け、2頭が蘇生(そせい)した。それがタイガとココアだ。
ところが、翌朝、山口良雄園長(57)は衝撃的な報告を受ける。「大変です。2頭とも脚がおかしいんです」。両前脚は湾曲、後脚はあぐらをかいたように交差していた。体重が300キロにもなる猛獣にとって脚の障害は致命的だ。
手をかけて育てていいものだろうか…。山口園長らの当惑をよそに、2頭は力強くミルクを飲んでいた。生きようとする自然な姿を目の当たりにした山口園長は「将来、たとえ展示できなくても、生まれた命は大切に育てたい」。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081203-00000076-san-soci
