どこの家庭にも常備されている「体温計」。新型インフルエンザの流行で毎朝の検温を義務付ける職場や学校が増え、にわかに注目が高まっている。売り場には「実測式」や「予測式」などさまざまな種類が並ぶ。機能や正しい検温法を知って、毎日の体調チェックに役立てたい。(中曽根聖子)
◆1秒で検温も
東京・秋葉原のヨドバシカメラ「マルチメディアAkiba」。3階の体温計コーナーには、500円前後の手ごろなタイプから、数千円もする高機能製品まで20種類以上が並ぶ。売り場担当の福田あゆみさんは「新型インフル対策として自宅や会社で検温を求められるケースが増え、より早く測れる機種が人気です。50本、100本とまとめ買いする企業の方もいます」と話す。
体温計には、脇の下や口で測った体温を表示する「実測式」と、検温開始から短時間で体温の上がり方を分析し、10分後の体温を予測する「予測式」がある。実測式の場合、正しく検温するには10分以上かかるが、予測式なら数十秒で済む。耳の奥にある鼓膜周辺の温度を赤外線センサーで瞬時に検知する耳式体温計は、最短1秒で測れる。
体温計の売り上げが前年同期の2倍以上に急増したオムロンヘルスケア(京都市)では「忙しい朝に家族全員が体温計を使う家庭もある。
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